今でもNHKの看板番組の一つで、現在毎日曜日8時から地上波で放送される「大河ドラマ」ですが、いつ
始まったかご存知でしょうか。
第一作は今から61年前の昭和38年、幕末の大老井伊直弼を主人公とした「花の生涯」(主役:尾上松緑)、もちろん当時は白黒でした。まだテレビは黎明期にあり本格ドラマを放送することでテレビの地位を引き上げたいという思いから企画されたとのこと、当時大スターを抱える五社協定の映画界や歌舞伎界に協力を得る必要があり厳しい交渉の上に実現したとのことです。
その後、主に忠臣蔵や信長・秀吉・家康ら天下取りの物語など戦国時代から江戸時代を中心に、歴史上の人物を主人公に1年間のドラマとして制作され放送されました。主人公に繋がる人物として信長や秀吉など多くの歴史上の人物を何度もいろいろな俳優が演じてきています。そこで演じる俳優が役柄とのセットで大人気となった方も多く、古くは高橋幸司の信長(昭和40年「太閤記」)、緒形拳の秀吉(同じく)、西田敏行の秀吉(昭和56年「おんな太閤記」)、竹中直人の秀吉(平成8年「秀吉」)、最近では福山雅治の龍馬(平成22年「龍馬伝」)、綾瀬はるかの新島八重(平成25年「八重の桜」)などあげればきりがありません。
概して実在の人物を取り上げた作品のほうが人気が出るようで、架空の人物や時代が現代近代のものは話題に
なりにくかったようです。
放送とタイアップし主人公ゆかりの地が人気になり一大ブームが起こるということも最近の大河ドラマの特徴の様です。たとえば「鎌倉殿の13人」の鎌倉、「光る君へ」紫式部の京都宇治など、放送に合わせ地元で観光客誘致の施設造ったりコラボしたりと地域おこしにも役立っているようですし、来年の大河ドラマはどこだなどと話題にもなるようです。
最近のものから順に一覧にしたものを添付します。記憶にあるものいくつありますか?