生まれて初めて12日間のクルーズに乗ってきました。
お台場の東京国際クルーズターミナルを出航、半時計回りに日本一周。基本的に寄港地には早朝入港、夜出航というパターンで8つの寄港地と3日の航海日をめぐり途中、一回国外ということで釜山に寄港。
初めての経験ゆえ最初はお上りさん気分で巨大な船の中をウロウロ。外から見ると19階建ての巨大マンション、中はショッピングモールの感。全長300m超、私のキャビンはほぼ中央でしたがそれでもレストラン、ラウンジ、バーなどどこに行くのも歩かなければなりません。
毎夜、船内新聞が届き、翌日のショーやアクティビティ、イベントなど50以上の告知や、レストランやバーの当日のドレスコードなどが記載されています。ドレスコードはカジュアル船でしたので「皆で雰囲気そろえて楽しみましょう」的な意味で、フォーマルと言ってもネクタイしていれば十分、しなくても追い返されることはありません。カジュアルの日やイタリアンデー(緑や赤を衣装に入れる)とか白い衣装を着用のホワイトデーなど、最近ネクタイも葬式以外しないのでちょっと心ときめく感じでした。
レストランも10以上、バーに至ってはプールサイドやジムの傍ら、夜間照明でムーディなデッキなども含め25以上。朝昼夜問わずフルコース食べ放題、他に日本食含め多彩な長いビュッフェカウンターは24時間営業、別に寿司やステーキなどの専門レストラン(別料金)もいくついかありましたが私は行きませんでした。
以下、ポイントポイントで、私が感じたこと・乗って初めて知ったこと・予め知っておきたかったことです。みなさまのご参考となれば幸いです。
- 乗客は7、8割は欧米系。残り2割は日本人や韓国・中国でしょうが、比率は不明。基本は英語ですが、飛び交う言葉はホントに多国籍です。
- つくづく欧米人はホントに楽しみ方が上手だなと感じました。アクティビティ参加、ショー鑑賞、バーで酒飲みながら談笑、夫婦でダンスしたり。概して日本人は静か目立たず、私も。
- 普段は基本2食の私がついつい毎日3食、ずっと食べすぎ(飲みすぎも)感。酒田や金沢などで降りては地の旨いものを昼に食べてしまうこともあり、余計に常に満腹感。でも貧乏性ゆえ船に帰れば普段食べられないフルコースを、それも欲張って前菜は全部(代わりにメインを大型クルーズの魅力と驚き:初体験レポートパスとか)。でもフルコースは概ね3・4日で飽き、その都度ビュッフェで和食がしみじみ旨いなと感じました(日本人!)。
- イタリア船籍のため寄港地では基本、日本への入国。船に戻れば出国(ただ入出国審査は、船が発行する身分証明カードかざすだけの簡易)、途中抜き打ち?で税関審査もありましたが、日本人は基本スルーでした。
- キャビンはホテルのようにはいかず狭く、私はバルコニー付でした。最上級のスイートのプレミアムキャビンは知りませんがバスタブなくシャワーのみ。歳とったせいか風呂に浸かりたくなります。結果、八代では市が運航してくれたシャトルバスで近くの温泉に入りに行きました。なお、イタリア船ゆえウォシュレットはついていません。
- 荷物を抱えての移動がなく、大きなトランクを事前に送っておけばキャビンまで運んでくれるので、年寄りの旅行にはありがたいのですが、巨大船ゆえの難点が一つ。それは2,500人が下船するのに時間がかかること。接岸してから50台近く待機するシャトルバスやツアーバス、タクシー等に乗り込むまで30分から1時間近く並びます。並ぶのが嫌で空くまで待つと2、3時間かかったところも。12時間寄港していても前後で時間取られます。
- でも乗客と同数の乗員のホスピタリティは陽気かつ最高。一生懸命日本語にもトライする気持ちもありがたいし、天気にも恵まれ楽しい体験となりました。
- 妻は何が良いって、12日間全く支度せずに食事が食べられると、そこを喜んでました。