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九十歳。何がめでたい

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最近見た映画をご紹介します。

「九十歳。何がめでたい」草笛光子、唐沢寿明主演
https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/

ご承知の方も多いと思いますが、10年前作家・佐藤愛子さんが90歳の時に出版した、日々の暮らしと世の中への怒りや戸惑いを独特のユーモアで綴ったベストセラーエッセイ集の映画化です。主演はまさに今年、御年90歳の草笛光子さんが演じています。

あらすじは、90歳になった佐藤愛子の生活そのものを描いています。

「これまで数々の文学賞を受賞してきた作家佐藤愛子は90歳を過ぎて、締切に追われないのんびりした生活を送りたいと断筆宣言。人づきあいも減り、徐々に鬱々とした日々を過ごすようになっていった。そんな彼女のもとに、中年の冴えない編集者・吉川がエッセイの執筆依頼を持ち込んでくる。最初は断り続ける彼女も結局は乗せられて、生きづらい世の中への怒りを歯に衣着せぬ物言いでつづったエッセイを書き始めることに。それが思いがけず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わり始める。」

のんびりした生活にあこがれ自ら望んだ生活、(彼女の性格もあるでしょうが)やる気も気力も徐々に減退し鬱々とした生活するシーンから映画は始まります。そこに映っているのはまさに90歳の老婆。しかしある転機で再び筆を執り小気味よい毒舌とユーモアあふれるエッセイが人気を博していくと彼女は変わってゆきます。みなぎる活力はもとより、どんどん輝きますます綺麗になっていきます。

あふれる毒舌や名言が数々出てきますが、例えば「人間、のんびりした生活をしてはいけない。ダメになる」まさに彼女の実体験からの言葉(そのうち、嫌でものんびりした生活にならざるを得ないのだから…)。編集者が漏らす「私、いい爺さんになれるでしょうか」の問いに、即座に「いい爺さんになってはダメ。面白い爺さんになりなさい」。

6月末に公開されましたので上映館は若干減りましたがまだまだ上映しています。涼しい映画館で小気味よい映画を観て、活力を得てきてください。