外国の街の市場に行って感じるのが、地元の人たちの親しみのある笑顔とローカル英語での対応です。その雰囲気で、市場全体がとても楽しいものになり、買物もしたくなります。
初めに英語サロンの話が出た時は、スタッフの方々と相談しながら、「松原商店街に来る外国人へのお手伝いになれば」という気持ちでした。これができるような地元のシニアの人達が増えて、英語で簡単な説明や対応ができれば、もっとこの地区が国際的商店街になるのではと考えました。松原商店街は、横浜の三大下町商店街であって、一番横浜駅にも近い位置にあり、外国人家族や旅行者なども最近はとても増えています。
この地区に住んでいて、今まで英語に縁がうすかったシニアの方々がサロンに来て、挨拶とか数字とかの英語を覚えて使えるようになれば、とても楽しいと思います。
とは言え、外国語はやはり難しいです。読むこと、聴くこと、話すこと、その中でも、われわれ日本人が最も苦手なのは聴き取りです。英語サロンでは、聴くのに慣れるために、アメリカ家庭の日常生活のテープを聴いています。まず聴いて、あとからプリントで確かめるのです。次に難しいのは話すことですが、これは自分の話せる範囲で話せばよいのです。ただ発音の違いがあり、話しても解ってもらえないこともあります。RとLの発音の違いがよく言われますが、そればかりではありません。英語は日本語を話す4倍くらい大きく口を開けないと正しい発音に至らない場合が多いです。口を小さく開けて、上品に話すことが良いとされている日本人には、これも難点です。
語学は奥が深いですが、まずは初めの一歩から始めて、楽しい英語サロンにしていきたいと思います。これからは、教室の様子を面白エピソードを交えてご紹介していきます。