
待ちに待った大阪万博へ、開幕 3 日目の 4 月 15 日に足を運びました。1970 年大阪万博、1985 年つくば万博、そして 2005 年愛・地球博と、過去の万博を体験してきた私にとって、今回の大阪万博も特別な思い入れがありました。一言で表すなら、「何度訪れても飽きない、ワクワクに満ちた博覧会」です。
会場の夢洲(ゆめしま)は、大阪港近くの埋立地に造成された島で、大阪メトロ中央線と直結しています。かつてゴミ処理施設として役割を担っていたこの地が、未来への希望を象徴する舞台へと変貌を遂げたことに、感慨深いものを感じました。東京の夢の島と同様の経緯を持つ夢洲ですが、大阪府などが招待した小中学生の中には、安全面への懸念から万博行きを断念した学校もあったと聞きます。海に近いためか、この日の会場は気温が低く、もっと厚手の衣類を持ってくるべきだったと少し後悔しました。
会場に足を踏み入れると、まず目を奪われたのは、各パビリオンの独創的な建築と、鮮やかな色彩をまとった装飾です。その斬新なデザインは、それぞれの国の個性や文化を雄弁に物語っているようでした。とても一日ですべてを見て回ることは不可能だと感じ、近いうちに必ず再訪したいという思いが募りました。
この日、私が見学できたのは以下の 22 ヶ国でした。
韓国、ペルー、スリランカ、フィリピン、マレーシア、アイルランド、オーストラリア、ハンガリー、ルーマニア、オランダ、スペイン、トルコ、モナコ、パラグアイ、ジャマイカ、スロベニア、パナマ、モンテネグロ、ベルギー、イタリア、シンガポール、クウェート、ポルトガルなどです。
残念ながら予約が取れず、外観のみ見学したパビリオンは以下の 6 ヶ国でした。
カナダ、アメリカ、ドイツ、中国、ポーランド、日本など。
今回の万博全体では180 程のパビリオンがあると言われ、全てを見学するのはほぼ無理でしょう。
各国のパビリオンでは、それぞれの文化や技術、未来へのビジョンが凝縮されており、短い時間ではありましたが、多様な世界に触れる貴重な体験となりました。特に印象的だったのは、最新技術を駆使した展示や、五感を刺激するような演出です。各国の創意工夫が凝らされており、訪れる人々を楽しませ、未来への想像力を掻き立てる素晴らしい空間が広がっていました。
この日は、入場ゲートで 30 分ほどの待ち時間がありました。会場内に入ってまず驚いたのは、レストランのメニューの料金の高さです。しかし、それ以上に驚いたのは、人気回転寿司チェーンのスシローの待ち時間が 8 時間にもなっていたこと。万博の注目度の高さを改めて感じさせられました。
今回の訪問では、万博のほんの一部しか見ることができませんでしたが、その魅力の一端を十分に感じることができました。夢洲という新たな舞台で繰り広げられる国際的な祭典は、まさに世界が出会い、未来を語り合う場所です。近いうちに再訪し、さらに多くのパビリオンを巡り、大阪万博の奥深い魅力を堪能したいと思います。この感動を皆様にも共有できれば幸いです。