「英語サロン」も、やがて1年を迎えます。
自分が話せることを話すというスタイルで、毎回、過去1か月のトピックスを披露し合います。話す方は、たとえ流暢に話せなくても、英語で自分の意思が伝わることが自信になります。また、聞く方は、質問も交えて見聞が広がります。相互に興味を共有できるのが楽しさの源にもなっているのです。
その中で、ここは押さえておかなければというポイントを学びます。例えば時制(過去形・現在形・未来形)が曖昧な場合は、講師が正しく直すようにしています。
さて、英語は日本語を話す4倍くらい大きく口を開けないと正しい発音に至らない場合が多いです。小さな口元で上品に話すことが美徳とされていた日本人には、これも難題の一つですが、「ハウ」を「フウ」と小声で言ったために、こんなジョークが飛び出すこともありました。
ある日米高官同士の会話から。
日本人の高官は “How are you?” と言ったつもりですが、相手には “Who are you?” に聞こえたようです。アメリカ人の高官はユーモアたっぷりに “I’m Hillary Clinton ‘s husband” と答えました。日本人高官は “I’m fine, thank you. And you?” の答えを用意していたので、すかさず “Me too” と返しました。 口を大きく開けて発音しなかったために意味が違って伝わった事例です。
たとえ、こんな失敗があっても、臆せず話すことが英語上達に必要なのは言うまでもありません。